永塚 祐子(神奈川)118回生
昨年12月に早期卒業制度で日本競輪選手養成所を卒業した寺崎浩平、菊池岳仁のほかにも、117、118回生には高いポテンシャルを秘めた候補生がいる。今号では118回生の永塚祐子(写真)候補生をクローズアップする。
自転車競技の経験がない永塚が、競輪選手を志して本格的に乗り出したのは一昨年の1月だった。
「選手になるだけじゃ意味がないと思ってました。だから、乗り始めて3カ月くらいたってもタイムが出なかったら、(選手になるのを)やめようかと」
高校生まで没頭していたバスケットボールで培った身体能力は、自転車でも嘘をつかなかった。グングンとタイムを上げて、一発で日本競輪選手養成所の試験に合格した。養成所では第2回の記録会に続いて、2月の第3回記録会でもゴールデンキャップを獲得した。
「3回目の記録会は自分でピークをもっていって、取りにいったゴールデンキャップだったので自信になりました。正直、競走訓練を走る前は、勝てる感じがしなかったんですけどね。ただ、早期卒業がかかっている時でも、あんまり1着にこだわらないで脚をつけていこうと思ってました。これからも恐れずに自力を出していきたい」
118回生(女子)ではただひとり、早期卒業候補者に選定された118回生トップの永塚のデビューが待ち遠しい。
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